これってPMS?症状から診断・治療・対策までをまとめてみた
女性では知らない人の方が少ない「PMS」。
悩まされている人は多いんじゃないでしょうか?
私も悩み、悩まされ、未だに悩み続けています。
私の場合は「若年性更年期障害」でもあるため、現在ホルモン治療によって緩和しつつはありますが。。
ホルモン治療する前の私ときたら
- 些細なことに傷つく
- 些細なことにキレる
- なぜか哀しくて涙が出る
- 肌が荒れる
- 周りが全て敵に見える
こんな感じでまるで、戦場にいる兵士かのように精神を自ずと削っていた感じです。
今回はその「PMS」について、一体何者なのか、上記でのべた症状以外にもどんなものがあるのか、対策法や治療法はなんなのかまでお伝えしていきます。
ぜひ、彼女がいる男性、奥さんがいる男性、いやもう全ての男性!に見てほしいです。
目次
PMSとは?いつから始まるもの?
「PMS」とは、生理前になるとメンタルや体に異変をきたす月経前症候群とも言います。
生理前のいつから?というと、個人差もありますが大体3〜10日ぐらい前ですかね。
生理がくると自然と消えていくのも特徴です。
なんでそんなことが起こるのか?
それは生理前に卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が急激に低下することによって、脳や神経伝達物質にも異常を引き起こすことで起こるとされています。
だから、体だけでなくメンタルもやられちゃうわけです。
でも、「日本産科婦人科学会」では、はっきりとした原因は分かっていないとしています。
女性ホルモンについてよく分からない人のために、そもそもの生理の構造的を説明すると、
こんな感じで1ヶ月ごとに繰り返されるわけです。
PMSの症状は?
PMSは基本的に、常日頃ストレスを背負ってる人が起こりやすいと言われています。
性格で言えば、完璧主義者で几帳面な人。気を使いすぎる人なんかですね。
ちなみに私は自覚していますが、完璧主義者です。
どんな症状があるのか見てみましょう。
体の症状
- 頭痛
- 腹痛(便秘)
- 腰痛
- 肩こり
- むくみ
- 吐き気
- お腹が張る
- お乳が張る
- のぼせ
- 食欲がなくなる、増える
- だるい
- 肌荒れ
- 冷える
- 眠くなる
精神的な症状
- イライラする
- うつっぽくなる
- 情緒不安定になる
- なんでか不安になる
- 集中ができない
- 不眠
いやーここまで症状並べると、もはや病気レベルですね。
まぁこれが全部いっぺんに起こるわけじゃないですし、人によって症状が偏ります。
ただ、イライラするっていうが1番多い症状だと思います。
PMSの診断方法は?
まず、基礎体温を3ヶ月測ってみましょう。
基礎体温は普通の体温計ではなく、基礎体温系を使ってください。
ちなみに私はこれを長年愛用しています。
ちょっと値段は張りますが、毎日の記録もしてくれますし、グラフで見やすいので重宝してます。
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この体温計を使って毎朝、目がさめると同時に口に入れて計測します。
ポイントは舌の下にいれること。
毎朝の習慣にしてしまえば苦ではありません!
婦人科では、これで3ヶ月基礎体温を測ってもらって、3ヶ月同じ期間に同じ症状が続き、それも生活において差し支えが出るほどならPMSと診断されます。
なのでとりあえず、病院に行く前に自分で測ってみましょう。
ひどければ最終的には婦人科に行くことになりますが、すぐ行っても一朝一夕で治るものではありません。
まず、自分がどの時期にどんな症状が起こって悩んでいるのかを明確にすることが大切です。
PMSの症状は、妊娠初期に起こる症状にも似ているので、基礎体温を測ることは非常に大切なんですね。
まぁ妊娠していたら生理はきませんが、着床出血とか紛らわしいのが色々あるので、とりあえず基礎体温測っておけば間違いないです。
ちなみに通常生理前に体温は低下するのですが、妊娠していると体温は高いままです。
PMSの治療法や対策法は?どれくらいで治るの?
症状、診断までわかったところで、じゃぁ治るの?ってところですが、現在の治療法としては以下のような治療法があります。
①生活習慣の改善
基本中の基本ですね!
夜遅くまで起きていたり、食生活が乱れていたり、運動不足だったり、、、こんなことがPMSの引き金にもなっているので、ここらへんは片っ端から気をつけて治していくべきです。
いくら薬を飲んだり、マッサージしたりと一時的なことをしても、生活習慣を治さない限り治らないと思った方がいいですね。
特に運動が大事です。
運動と言っても本格的にスポーツを取り入れる必要はなくて、散歩するとかストレッチするとかでいいんです。
ストレス発散にもなりますよ。
食事では、ビタミンB6・E、カルシウム、マグネシウム、イソフラボンを取るように心がけるといいです!
そんな栄養バランス考えるの無理だよって方は、サプリメントで手軽に補うのがおすすめです。
コンビニでも売ってるの見かけますよね。
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このシリーズが一番多く見かけるんじゃないですかね。DHCのサプリ。
これはビタミンEですが、他にもいっぱいあるんでコンビニに寄った時にでも見てみるといいですね!
逆に、ファーストフードのような脂肪分・糖分・塩分の高いものやポテチ、お酒、たばこはあんまり良くないので控えるようにしたいところですね。
②漢方薬・ピル
ここらへんはそれぞれ受診する病院による判断によるんですが、漢方だったりピルによるホルモン治療だったり、部位による症状がひどければ、鎮痛剤だったり、メンタルだったら抗うつ剤を処方されます。
自分の中で特にひどい症状を自覚することがとにかく大切ですので、メモしておきましょうね。
私は今毎日、朝昼晩と「加味逍遙散」という漢方を飲んでいます。
これは、のぼせや冷え、肩こり、頭痛、目眩、不眠、精神不安、月経異常など幅広い症状に効く漢方薬です。
不眠に関しては、睡眠薬も飲んでいますが、まずコントロールできないイライラはこれでかなり激減されたと思います。
③鍼灸
私は鍼灸に出会って人生が変わったと言っていいぐらい、体の調子をここまでよくしてくれるものだと知りました。
体だけでなく気分もとても楽になり、穏やかにしてくれます。
痛そうとか、熱そうとか、うさんくさいとか思う人は多いかもしれませんが、女性の症状で悩んでいる人には鍼灸は本当におすすめです。
鍼灸については以下の記事もご覧ください!
④PMSの時期はとにかく無理をしない
自分はPMSなんだと自覚することで一つ良いことがあります。
PMSは生理前から生理にかけて終わるものなので、いつ頃生理がくるのか分かっていれば心の準備ができることです。
症状が起きたらその時期は無理をしない、ゆっくりすることをなるべく心がけることができますよ。
自分のなかでリラックスできる方法を見つけるのも楽しいと思います。
私はアロマキャンドルを炊いたり、お灸をしたり、旦那にマッサージしてもらったり。笑
⑤家族に話して理解をしてもらう
家族じゃなくても自分とよく関わる人間にあらかじめ説明しておきましょう。
理解してもらっておくことで、症状が起きた時も相手もわかっていてくれるので、少し安心できますよ。
私は生理前になると逐一旦那に生理前だからよろしく!って気軽に伝えています。笑
パートナーの理解がいっちばん大切です!
ただ、残念ながらどのくらいで治るかっていうのが難しいところなんですよね。
完治っていうのは難しいと思います。
毎月の対策を心がけて症状を和らげるっていう感じになりますね。
もともと、女性なら誰でも起こってもおかしくない症状なので。
だから、症状がひどい人は投薬が必要になるんですね。
PMDDというのもあることを知っておこう
PMSよりひどくなってくると今度はPMDD(月経前気分障害)という診断が下されます。
症状はほとんど同じなんですが、PMSよりさらにひどいバージョンのやつです。
とにかく生活できない人ですかね。
PMSとのこれといった違いはないんですが、症状がより重ければPMDDと診断されると思います。
PMDDだった場合は、投薬治療は必須になります。
まとめ
女性って1ヶ月の中で心休まる時が半月あるかないかなんです。
私は多分数日ぐらいです、穏やかでいられるのは。笑
しかも魔の2歳児を抱えているので、なおさらなんですが、子供にあたってしまうのが一番辛いですね。
そのために病院に行って色々治療してはいるんですが、なかなか難しい毎日です。
と金ばかりかかってますが、確実に少しずつでは症状は落ち着いてきています。
だから、PMSで悩んでいる女性はもちろん、パートナーが悩んでいたらこの記事に書いてある治療法と対策法をぜひ試してみてくださいね。
少しでも今の苦しみが減ることを祈っています。