妊娠糖尿病になった私が産後まで行ったこと
これからママ・パパになる人、なろうとしている人に知ってほしいことがあります。
それは妊娠糖尿病についてです。
妊娠糖尿病とは簡単にいうと、妊娠中にしかならない糖尿病のことを指します。
私は出産予定の3ヶ月前に妊娠糖尿病になりました。
今回は診断されてから産後までに体験したことについて書いてきます!
目次
妊娠糖尿病とは
妊娠中に糖代謝異常を起こす状態のことを指します。
妊娠前から糖尿病だったり、妊娠中でも明らかな糖尿病の場合は、妊娠糖尿病とは言いません。
また、産後は血糖値が正常に戻るのも特徴です。
実は、この妊娠糖尿病。10人に1人がなるとされています。
なんで妊娠糖尿病になるのかと言うと、、、
膵臓で作られるインスリンという働きが胎盤から出るホルモンの影響で悪くなって、体内の血糖調節がうまくいかなくなってしまうんですね。
特に妊娠後期になると、母体は高血糖になりやすくなるため、後期になる人が多いとされています。
そんな私も後期に発覚しましたしね。
妊娠糖尿病になったらどうなる?
妊娠糖尿病になると、母体にも胎児にも影響が出るので、注意しなければいけません。
母体への影響
退治への影響
- 巨大児
- 心臓の肥大
- 新生児低血糖
- 黄疸
- 多血症
- 低カルシウム血症
- 胎児死亡
母体・胎児どちらの影響を見ても、見過ごせないものばかりですよね。
私も最初、診断されて調べた時は身の危険よりも、お腹の赤ちゃんのことが心配でたまりませんでした。
でも、大丈夫です。
ちゃーんと無事に出産できますよ〜。
妊娠糖尿病になったら行うこと
それは、スーパーハイパー徹底した食事管理です。
第1に食事管理、第2に食事管理、第3に食事管理です!!
まー最初の1ヶ月は相当しんどかったです。
食べたいものは食べれない、食べたいときに食べれない。そんなストレスとの戦いです。
妊娠糖尿病になると、1日の食事回数が6回になります。
しかも1日に食べられる量も決まっています。
嗜好品とされるお菓子やジュースなんてまず食べれないし、飲めません。
お肉もお魚も果物も調味料まで、1日に守らなければいけない摂取量が決まっています。
でも野菜はどんだけ食べてもOKでしたね。
とにかく、なんでこんな厳しいのかって血糖値をしっかりとコントロールしなければいけないんです。
- 朝ごはん前後
- 昼ごはん前後
- 夜ごはん前後
- 寝る前
1日7回も血糖値を自分で計らなければいけません。
そして記録!
実際に私が記録したものが以下です。
食後に測るのは食べ終わってから2時間後に測ります。
血糖値の基準値は、
- 食前と寝る前は60〜100の間
- 食後は120まで
となっています。
まぁ丸してあるところはオーバーしたってことです、はい。笑
実は、この数値は普通の糖尿病患者が守らなければならない数値よりかなり厳しめです。
糖尿病の場合は、
- 空腹時は130まで
- 食後は180まで
比べると差がわかると思います。
それだけ、高血糖になると母体や胎児に影響を与えるってことなんですね。
私の場合は、毎日6回の食事に何を食べたかも記録して、病院にかかる時は、そのノートも持参していって、何が血糖値をあげてしまったのかがわかるようにしていました。
1日にとる量を守っていても、私にとって血糖値があがりやすい食材や調味料があるんですね。
だから、一概にも1日に守らなきゃいけない量ってのがわからないってこともあります。
だから裏を返せば血糖値が基準値を上がらなければ、やりたい放題ってことですよ!
あと私は毎日決まった時間食べるようにしてました。
朝ごはん→7時
おやつ→10時
昼ごはん→12時
おやつ→15時
夕飯→6時
おやつ→21時
元から性格が完璧主義気質だったので、ここにきて一層完璧主義が徹底されてました。笑
他の妊娠糖尿病の人がどうしていたか分かりませんが、たまにエゴサすると今日は誕生日だから昼に焼肉食べて、夜にラーメンとケーキ食べた!とか言ってるのをツイッターで見て絶句したっけな。
あと、糖尿病用の本も書いましたね。
こちらです。
糖尿病食事療法のための食品交換表第7版 [ 日本糖尿病学会 ] 価格:972円 |
まぁ要するに1日どのくらい食べていいかが食材ごとに細かく載っている本です。
これを見ながら毎日今日は何を食べようかなぁーなんて考えたりしてました。
っということで食事管理が一番大切なんですね〜。
なぜなら、普通の糖尿病患者ならここに運動も加えて、運動することで血糖値を上げないようにできますが、妊婦さんは激しい運動はできないし、母体によっては安静にしてなきゃいけない人もいるからです。
あと、インスリンという方法がありますが、よほどひどい妊娠糖尿病でなければまずインスリンをすることはありません。
私もしませんでした。
なんでここまで徹底してやらなきゃいけないかって、やっぱり赤ちゃんのためですよね。
あと、妊娠糖尿病になった人は産後、糖尿病になるリスクがちょーーー上がるからです。
まぁうちの家系、おばあちゃん、おじさん、お母さん、おとさんが糖尿病だったので、絶望的にもれなく私は糖尿病になるとは思いますけどね!
妊娠糖尿病になりやすい人は?
妊娠糖尿病になりやすい人は、私のように糖尿病家系を持つ人のほか
- 35歳以上で妊娠された人
- 肥満とされる人
- 巨大児や先天奇形児の分娩歴を持つ人
- 流産・早産・死産を経験された人
- 妊娠高血圧症候群になった人
- 羊水過多症になった人
がなりやすいとされています。
よく妊婦さんは赤ちゃんの分食べなきゃいけないとか昔の人はいいますが、普通でいいんです。
食べすぎて体重増加しすぎることで、妊娠糖尿病のリスクをあげます。
だからよく、旦那さんの実家に行って食事を取るときに言われたりするかもしれませんが、その時は食べすぎは良くない、妊娠糖尿病になるからとハッキリ言える勇気がほしいですね。
妊娠糖尿病の診断方法は?
私は最初、尿検査で引っかかったんですよね。
それで、糖の負荷検査をすることになって。
糖負荷検査とは、空腹時の血糖値を計ったあと、あまったるいサイダーのまされて、その1時間ごと2時間ごとに血糖値を測る検査です。
空腹時→92まで
1時間後→180まで
2時間後→153まで
んで私は2時間後の数値で200ぐらいになっててアウトー!!
でした。
妊娠糖尿病の予防法は?
ここまで話を聞いてると、妊婦さんは是非とも予防しておきたいと思いますよね。
予防としては、やはり食事管理です。笑
食事管理といっても妊娠糖尿病の人みたいに徹底しなくていいので、食べ過ぎないようにすること、カロリーを取りすぎないこと。要するに急激な体重増加を避けることですね。
あと適度に動くこと。散歩ですかね。
妊娠糖尿病になってからもですが、私は毎日歩いてました。
とにかく歩き倒してましたね。
陣痛を促す時期になるころは、さらに歩き倒して、雑巾掛けやら、階段昇降やらしてましたが、、
まとめ
これといった予防法がないので、もし家系に糖尿病歴がある人がいれば、どんなに気をつけていてもなる可能性はあります。
でも、だからといって日頃から食べまくったり、お菓子やらジュースやらのみまくってたら、そもそも胎児にも良い影響はないので、日頃から食事も運動も気をつけるようにしたいところですね。
なってしまったら、徹底した食事管理コースが待っていますが、出産するまでの辛抱です。
いずれ終わりはきます。
私も3162gの元気すぎる女の子を無事に産めました。
妊娠を考えてる方も、妊娠した方も、妊娠糖尿病についてよく知っておくことは必要です。
最後まで読んでいただけた方は、参考にしていただけると幸いです^^